医療従事者・教育関係者の方向けQ&A
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エピペン処方が1本と2本の違いは?
エピペンが1本処方されるときと、2本処方されるときはどうちがうのでしょうか。
小学2年生の児童が、今まで0.15mgのエピペンを2本処方されていたため、1本は本人のランドセル、もう1本は保健室に保管していました。
体重の関係で0.3mgのエピペンに変わったのですが、1本の処方のため、本人のランドセルでの保管のみになっています。
なにかあればすぐに救急車を呼ぶので、とりあえず1本あれば十分なのかなと思う一方、念のために保健室用にもう1本処方していただくよう、保護者に依頼したほうがいいものか気になっています。
私は2本処方します。
もともとは、重症な子どもさんに2本処方されていましたが、現在、患者さんの多くで、学校とご自宅に1本ずつおいておくために処方されています。ヒューマンエラーを避けるために有効です。
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体重が15kg以下の乳幼児のアナフィラキシーの対応は?
アナフィラキシーで救急搬送され、ミルクアレルギーと診断された0歳児。
体重が15キロ以下でエピペンの処方がなされていないが、園でもしアナフィラキシーが起きたらどのような対応をしたらよいか。
エピペン🄬はアドレナリン自己注射薬で0.15㎎と0.3㎎の製剤があります。
体重15kg未満の児に対するエピペン🄬0.15㎎使用は、過量投与(0.01mg/kg)となります。病院ではバイアル製剤を注射器で吸って使用しますが、保育園や家庭では利用できません。
保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(厚生労働省)のアナフィラキシー時の対応マニュアルに則り、呼吸器症状ないしは循環器症状が出現した際は救急車で搬送してください。
また、生活管理指導表の緊急時連絡の医療機関や園医の先生と、予め対応について相談しておくと安心です。
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エピペン未処方、新規発症のアナフィラキシーに対する対応は?
緊急時に搬送する医療機関まで時間のかかる遠隔地の学校では、どういった対応を心がければよいでしょうか?(エピペン未処方例、新規発症例など)
甲殻類や食物依存性運動誘発アナフィラキシーなどは、しばしば学童期以降で発症し、またその予測はできません。食物アレルギーを起こしたことがない例ですので、エピペンも処方されていません。
緊急時の対応については、あらかじめ医療機関と連携しておくとよいでしょう。学校個別で連携しにくい場合は、アレルギー疾患に対する取り組みガイドラインに沿って、教育委員会に連絡して下さい。
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生活管理指導表は誰に依頼する?
生活管理指導表を記入する方がアレルギー専門医ではありませんが、お願いできますか?
全国的にアレルギー専門医(日本アレルギー学会)は少なく、すべての患者さんを専門医だけで診察することは難しいため、多くはかかりつけ医の先生に生活管理指導表を記入していただいています。
全ての医師に食物アレルギーに関する栄養学的な知識を求められるでしょうか?
栄養士である栄養教諭の先生方にも知識をつけていただき、保護者はもちろん、医師とも連携いただくことが求められると考えます。
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生活管理指導表を依頼する適切な時期や更新の時期は?
除去指示書に関して、離乳後、必要に応じて保護者に依頼している。また、毎年更新してもらっているが、指示書を頂ける適切な時期と更新に関する適切な期間を教えて下さい。
生活管理指導表は、原則1年に1回(入園・入学時、進級時)必要です。新しく食物アレルギーが発症した場合も再提出が必要です。
乳児では未摂取の食品が多いですが、食べられるようになった場合、除去食の解除は保護者から文書により申請を受けます。医師からの診断書は求めません。( 厚生労働省 保育所におけるアレルギー対応ガイドラインp44-45)
なお、生活管理指導表の作成にあたっては、保護者が自己判断で書くのではなく、医師が正しい診断のもとに記入します。その際、診断書料(文書作成料)が発生します。
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アレルギーの既往があるが今は食べられる場合はどうしたらよい?
幼少期の鶏卵アレルギーの既往が保健調査に記入されているが、今は食べている。
どの程度注意が必要でしょうか?
給食対応が必要か保護者と面談してください。対応を要する児童については生活管理指導表の提出を依頼します。生活管理指導表の提出がなければ原則給食対応はできません。
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生活管理指導表の提出がない場合の除去食対応は?
高校生です。「本人がわかっているので、食べなければ大丈夫です」と、生活管理指導表を提出しない場合があります。修学旅行などで、除去食が求められる場合、病院を受診すれば生活管理指導表を書いていただけるのでしょうか?
保護者が除去食を希望する場合は、生活管理指導表の提出が必要です。エピペンが必要なケースはもちろんです。医療機関にて、保護者および本人と除去食の要否を検討します。
負荷試験の実施には時間がかかりますし、「食べられる」という診断は慎重に行う必要があると思います。
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血液検査の陽性のみの記載(生活指導管理表)でアレルギー対応は必要?
生活管理指導表の食物アレルギーの除去根拠が③血液検査陽性だけになっています。
本当に食物アレルギー対応が必要でしょうか?
給食対応が必要な場合、 医師の診断に基づく生活管理指導表の提出が必須です。
血液検査の結果だけで食物除去を判断する場合は、主治医に再確認することが勧められています。(日本学校保健会 学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン)学校保健会が運営している「学校保健」からダウンロードできる「生活管理指導表活用のしおり~主治医向け~」の利用をお勧めします。
必要に応じて負荷試験が実施できる施設で経口負荷試験を検討しますが、特異的IgE抗体が高すぎる場合等、負荷試験ができない例もあります。
負荷試験の前に問診が重要です。本当に食べておられませんか?市販の離乳食を利用されている場合は原材料を見せていただくと参考になります。
また、具体的な食品を挙げて質問してみましょう。例えば牛乳アレルギーが疑われる場合、ヨーグルトが食べられるのであれば、牛乳アレルギーはなさそうですし、チョコレートが食べられるのであれば少量は摂取可能なので、厳密な除去は不要かもしれません。
- こどもの食物アレルギー
- 生活管理指導表
生活指導管理表とは?(食物アレルギーの場合)
食物アレルギーにおける生活指導管理表とは?
除去食の対応をする場合は、医療機関を受診いただき、生活管理指導表を作成してもらいましょう。
保護者向け説明として、学校保健会が運営している「学校保健」からダウンロードできる「生活管理指導表活用のしおり~保護者向け~」が利用できます。
- こどもの食物アレルギー
保護者が受診されない場合の給食対応は?
園で給食の際に食物アレルギーを疑う症状がみられ、保護者に伝えても受診されない場合があります。どのように対応したらよいでしょうか。
給食でアレルギー対応が必要な場合、医師が記載する生活管理指導表の提出が必要です(厚生労働省・文部科学省ガイドライン)。
生活管理指導表がないと給食での個別対応はできないこと、園で独自に決められないことを保護者に伝えてください。食品の除去をした方がよいか、その程度や内容は主治医が判断します。
乳幼児期は早期に食物アレルギーの評価・対応することで、その後の経過に良い影響を及ぼす場合があり、早めの受診を促すことが重要です。
- こどもの食物アレルギー
食物アレルギー、保護者との認識がずれるときは?
小麦、卵アレルギーをもつ子どもの保護者との認識のずれがあり、対応に困ることがある。どのようにしたらよいか。
ご質問の文面からは認識のずれの具体的な内容は不明ですが、主な原因として、
・食物アレルギーに関する知識レベルが異なること
・対応ルールが明確でないこと
・不安の感じ方の差があること などが考えられます。
園でのルールはいかがでしょうか?
「ルール」として学校向け、保育所向けのガイドラインが作られています。園だけでなく、市町村単位でも、ガイドラインと生活管理指導表を基にした対応をご検討いただく必要があると考えます。
- こどもの食物アレルギー
- 大豆アレルギー
- 生活管理指導表
大豆アレルギーの調味料対応は?
卵、乳、小麦、大豆アレルギーの子がいます。
大豆のアレルギー検査反応は弱いらしく家庭では豆腐、味噌、醤油は使われています。黄な粉、大豆を食べた時に症状が出るそうです。
園では完全除去なので味噌、醤油も全て使っていません。大豆と直接関係ないように思うのですがお母さんが使うのが恐いらしくグリーンピースやさやいんげん、小豆など豆類としてひとくくりにしてお母さんの意向で園でも除去しています。
食べられる食品を試してみませんか?などの声かけ、勧め方がわかりません。
味噌・醤油まで除去が必要なレベルのお子さんには給食対応は難しいとされます。 保育所におけるアレルギー対応ガイドライン2019年改訂版(厚生労働省)p44-45または学校給食における食物アレルギー対応指針(文部科学省)p18-19をご参照ください。
大豆アレルギーでも、他の豆類は摂取可能なことがほとんどです。
他の豆類についても除去が必要と判断する場合には、医師の診断に基づく生活管理指導表の提出が必要となります。受診の際には、医師からも、必要最低限の除去で楽しく豊かな食生活を送ることの大切さについて説明してもらい、必要に応じて専門医へ紹介してもらいましょう。
- えびアレルギー
- こどもの食物アレルギー
- ごまアレルギー
- ピーナッツアレルギー
- 生活管理指導表
ごま、ピーナッツ、えびの摂取時期は?
ごま、ピーナッツ、えびの摂取時期について。
園では0歳児クラスでは全部与えずに、かつ誤食が起こらないよう進級の際、保護者に確認後提供していますが、摂取時期が適切であるかも疑問です。
また、しらす干しにえびが入っているので、えびと同等の扱いにしているが、これも妥当でしょうか?
日本の離乳食ではごま・エビ・ピーナッツが使われることは少なく、乳児では未摂取の子が多い印象があります。これらの「給食での提供」は、多くの家庭で既に食べ始める年齢以降にする方が、誤食防止や園の負担軽減につながるかもしれません。
また、保護者が食物アレルギーを疑い、除去食を要する場合、生活管理指導表の提出が必須です。未摂取食品は家庭で先に試してから提供を開始するのが原則です。
しらすに混入する小エビは、注意喚起表示レベルの微量と考えてよいと思います。
- こどもの食物アレルギー
市販の菓子の使用は?
市販の菓子の使用について、商品内容の分かりにくいものが有る。
例えば、卵除去児に卵殻カルシウムは除去する必要が有るのかどうか。
保育所におけるアレルギー対応ガイドライン2019年改訂版(厚生労働省)p44-45、または学校給食における食物アレルギー対応指針(文部科学省)p18-19をご参照ください。
注意喚起表示と同様に、このレベルでの厳密な除去が必要な例に、安全な給食は提供できません。
ただ、卵アレルギー児のご家族は、児と同じ食卓で卵を含む食品を食べておられませんか? 給食の先生から「卵殻カルシウムもダメなんですか」と問われるとお母様も不安になるようです。
「卵殻カルシウムは大丈夫ですよね?もしこのレベルの除去食が必要だと、弁当対応をお願いしなければなりませんし、他の子との接触を考えると、入園の受け入れさえ難しくなります。ご家庭ではいかがですか?」等、保護者と話し合われてみてはいかがでしょうか。
- じんましん
じんましんの受診のタイミングが知りたい。
じんましんが出た場合、どこまで様子を見ていればよいか?すぐにひく場合、1日湿疹がある場合、1日の中で時々出る場合の受診のタイミングが知りたい。
じんましんは、皮膚の一部が赤く盛り上がり(膨疹)、数十分~24時間以内に跡かたなく消えてしまいます。どんな症状だったか写真を撮っておくと、受診のときに役立ちます。
じんましんに加え、息苦しい、おなかをとても痛がる、ぐったりしているなどのアナフィラキシー症状があれば、緊急で受診を要します。
症状を繰り返すとき、かゆみが強いとき、半日以上続くときは、皮膚科受診をおすすめします。皮膚症状が何日も持続したり、色素沈着を残す場合はじんましん以外の疾患の可能性もあります。
- こどもの食物アレルギー
- 経口負荷試験
0歳児のアレルギー検査は?
0歳児のアレルギー検査はできるのでしょうか。児が全身に蕁麻疹が出て、救急外来を受診しアナフィラキシーと言われたが、まだ小さいからアレルギー検査はできない、様子をみましょうと言われたそうです。また、熊本ではアレルギー検査や試験をあまりしないとも聞きました。地域や病院により、診断の方法が違うのでしょうか。(保健師 20代)
ご家族に不安があれば、かかりつけの小児科への受診をお勧めください。乳児期は未摂取の食品が多く、再び食べて症状が出ることや、重い症状が起きるのではないかと保護者が強い不安を抱き、離乳食が進まなくなることもあります。救急外来で行うのは一時的な処置までです。
食物アレルギーの診断は、問診が最も重要であり、必要に応じて血液検査を行いますが、乳児では、食物アレルギーがあっても検査結果が正確に出にくいことがあります。
必要に応じて、実際に食べて確認する経口負荷試験が検討されます。ただし、経口負荷試験を実施できる施設や専門医は限られているのが現状です。
熊本県では、かかりつけ医とアレルギー専門医が連携して診療を行っています。地域の保健師や管理栄養士の方々にフォローいただけると心強いです。
- じんましん
じんましんの受診先は、皮膚科?小児科?
じんましんが出た場合、受診先するなら皮膚科と小児科のどちらがよいか迷う。
じんましんと診断がしっかりついていれば、小児科でも皮膚科でもよいと思います。
ただ、じんましんかどうか迷う場合は、発疹をくわしく診察する必要がありますので、皮膚科を受診したほうがいいかもしれません。
- じんましん
じんましんの対応は?
園では出ていなかったじんましんが家についたら出ていたと、保護者の連絡があった場合、食事等は答えられるが、何を伝えたらいいのか分からない。
じんましんの皮膚症状は数十分から数時間で消えるため、1日の中で症状が出ている時間と出ていない時間があります。写真を撮っていただき、長引くとき、繰り返すときは、皮膚科を受診することをすすめてください。
食べ物が原因ではないかと考えられる場合には、食事の時間、症状が出た時間と様子、食べたものの内容を記録しておくことが大切です。調味料も含め、原材料がわかるように詳しく記録すると、診断の助けになります。
- こどものぜんそく
- こどもの食物アレルギー
- じんましん
- 皮膚症状
離乳食後の顔の赤みが心配
兄姉がぜんそくやアナフィラキシーを経験していると心配が強くなり、血液検査で異常がなくても、離乳食後の顔の赤みなどに過敏に反応してしまいます。
離乳食後に顔、特に口のまわりが赤くなるのは、多くの場合、食べ物やよだれが皮膚に触れることによる刺激や、拭き取りによるこすれが原因です。口のまわりに湿疹が続いている場合や、赤みを繰り返す場合には、皮膚科または小児科を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。
食べ物によるアナフィラキシーは、短時間(多くは食後2時間以内)に複数の症状が急速に出現する重いアレルギー反応です。皮膚の症状に加え、呼吸器症状(咳がずっと止まらない、呼吸苦を訴える、ぜーぜーする)が出現するようであれば、アナフィラキシーを強く疑い、救急搬送を検討されてください。
日頃から、園医やかかりつけ医と園での対応方法を事前に相談し、マニュアルに沿った行動を確認しておくことが重要です。
- こどもの食物アレルギー
食物アレルギー、医師の指示と学校の対応が一致しない
病院で子どものアレルギー検査をしたらたくさんアレルギーを持っていることがわかりました。その時の先生は「症状がないなら様子を見てよい。しかしエビやカニは運動誘発アナフィラキシーを起こしやすいので気を付けるよう」に言われました。最近はエビやカニを食べようとしなくなったため、近くのアレルギー専門医で調べてもらったところ、エビとカニの除去食を指示されました。生活管理指導表を提出しましたが、学校から「採血だけで除去食という事例は経験がない。症状も出たことがないのにアレルギー対応が必要なのか?」と言われます。再度診察に行く予定ですがどうしていいのかわかりません。(質問者:保護者)
血液検査の結果の解釈には専門的な知識を要します。仰るように診断を受けた医師を再診され、お母様のお気持ちと学校の状況についてお伝えし、先生のお話を伺ってみられることをお勧めいたします。なお、本ホームーページのご質問は医療従事者・教育関係者からのご質問に限らせていただきますことをご理解くださいませ。
- ナッツアレルギー
- 食物アレルギー
ナッツアレルギー ほかのナッツのアレルギーは合併する?
ある種のナッツに対するアレルギー例は、他のナッツについても検査をする必要がありますか?同時に多種のナッツにアレルギーを持つ例はどのくらいいるのでしょうか?
アレルギーのあるナッツを除けば、他のナッツはとりあえず食べさせてみてもいいですか?
ピーナッツとナッツはアレルゲン(アレルギーの原因となるタンパク)が異なり別々の食物アレルギーです。ナッツ同士についても同様ですが、クルミアレルギーの約4割は他のナッツにもアレルギーを示すと報告されます。裏を返せば6割は、他種のナッツが食べられるといえます。
ナッツは粉末やペーストにて使用され、知らずに食べてしまう可能性があるため、どのナッツが食べられるかを確認しておくと安心です。まだ食べたことのないナッツについては、血液にて特異的IgEを検査すると参考になります。クラス0-1であれば自宅で食べてみても構いませんが、怖くて食べられない方が多い印象があり、外来で食べていただく(負荷試験)と安心されます。
ピーナッツのAra h 2、クルミのJug r 1、カシューナッツのAna o 3特異的IgE抗体は、一定の値以上だとアナフィラキシーを起こすリスクが高くなることが示されています。ゴマ特異的IgEは比較的高値でも食べられる例が多く、診断には負荷試験を要することも多いです。
- 経口負荷試験
- 食物アレルギー
経口負荷試験には時間がかかる?
食べられるものが限られてしまうので早く『負荷検査』をするよう勧めたが、検査には時間がかかるものなのか?
現在、経口負荷試験が実施可能な施設は少なく、検査を受けるまでお待たせせざるを得ないのが現状です。また、一回の負荷試験でいきなり卵1個、牛乳200mlを摂るわけではありません。
牛乳を例にとると、まずは2mlを目標とした負荷試験を行い、体調等による症状出現がないかを自宅で何度か摂取いただき、1-3か月後に15mlを目標とした負荷試験を行い…と段階的に進めますので、十分食べられるかどうか確認するのには時間がかかります。
- こどものアトピー性皮膚炎
- こどものぜんそく
- じんましん
- スキンケア
- ダニアレルギー
数時間の帰省でまぶたが赤くはれて、皮膚のかゆみが悪化した原因は?
6歳男児。
ぜんそくやアトピー性皮膚炎があり、モンテルカストや抗アレルギー剤を内服中。父親の実家に行くと皮膚症状が悪化しじんましんが出る。数時間の帰省でまぶたが赤くはれて、皮膚のかゆみが悪化。動物はいないが、畳が多く祖父が喫煙者です。イ草や畳表面に塗布された薬品等へのアレルギーは考えられますか?
ぜんそくやアトピー性皮膚炎があることより、ダニアレルギーが関与している可能性があります。ダニアレルギーでは、古い畳や来客用の布団を使った際に、アトピー性皮膚炎が悪化したり、部分的にじんましんが出たりすることがあります。
畳そのもの(い草や表面の薬品)へのアレルギーの可能性も否定はできませんが、一般的には高くはありません。また、タバコの煙を「かゆい」と感じる方もいらっしゃいます。
ただし、じんましんの多くは原因がはっきりしないことも多い(特発性)ため、環境との関係は少し様子を見ながら判断していくことになります。
ダニアレルギーでは、生きているダニだけでなく、死骸やフンにも反応しますので、こまめな掃除などの環境整備が大切です。あわせて、皮膚のバリア機能を保つために、日頃から肌の状態を良好に保っていきましょう。
- こどもの食物アレルギー
ヨモギアレルギーは花粉に対するアレルギーでは?
甲殻類と貝類にアレルギーのある生徒。年度変わりに管理指導表更新のため受診したら、主治医から「血液検査の結果【ヨモギ】の値が3段階の2つ目だったので、ヨモギも除去してください」と言われたそうです。以前はヨモギ餅を食べていました。血液検査のヨモギは、花粉なのではないか?ヨモギの除去は不要ではないか?と思うのですが、主治医にもう一度確認してもいいのでしょうか?
血液検査がヨモギ花粉抗原に対するIgE抗体価であれば、ヨモギの花粉に対する反応を見ています。ヨモギ餅は通常ヨモギの葉を使用するため、ヨモギ花粉抗原の値は参考になりません。おっしゃるとおり、主治医に再確認されることをお勧めします。
なお、特異的IgE抗体価はアレルギーの診断の指標にはなりますが、診断の根拠とはなり得ません。本HP「アレルギーってなに?アレルギー検査」の項をご参照ください。
- こどもの食物アレルギー
牡蠣アレルギーについて
牡蠣アレルギーの生徒について質問です。
① 牡蠣アレルギーの場合、オイスターソースの除去は必要でしょうか?
② 食物アレルギーの対応指針では、学校給食で調味料やだしについては基本的に除去する必要はないと記載されていますが、オイスターソースも調味料と捉えて問題ないでしょうか。次年度に向けた面談を控えておりますので、保護者にはどのレベルまで除去が必要か、病院受診の際に医師に確認をしてもらう予定です。
① 牡蠣アレルギーでもオイスターソースを食べられる人は多いようですが、確かな根拠はありません。実際に食べられるかどうかは試してみないと分からないため、かかりつけの先生に確認して、その結果に合わせて対応を決めるとよいです。
② オイスターソースには100gあたり7.7gのたんぱく質が含まれ、しょうゆより少し多いくらいです。調味料ではありますが、しょうゆやだしのように頻繁に使うものではないため、使う際には注意が必要です。
食物アレルギーの程度は個人差がありますので、就学前に食べられるかどうかを確認いただくとよいでしょう。
- 金属アレルギー
金属アレルギーについて
金属アレルギーの児がいます。今、プラスチックスプーンをだして対応していますが、このような場合も生活管理指導表の提出を求めていいのですか。 また、金属アレルギーの詳細について教えていただけますでしょうか。
金属アレルギーは長時間の接触により皮膚に痒みや赤みなどの症状が起こるもので、実際に症状が出るまでには時間がかかります。金属アレルギーの場合でも、食器やカトラリーの使用など、食事程度の「短時間」の肌の接触で症状は起こりにくく、またすべての金属で症状が出るわけではありません。
お子様の詳細な状況は分かりかねますが、金属アレルギーの方であっても、食事時間の金属食器使用で症状を起こす可能性はかなり低いです。
結論として、この件に関しましては、生活管理指導表提出の必要は無いと思われます。食器についての特別な配慮の必要性も低いと思われますが、ご家族が強く食器対応を希望された場合は、ご自宅から食器をお持ちいただくなどで対応されるのも一つと思います。
ただ、そこまでの対応を希望されるならば、折り紙やはさみの使用や砂場遊び等も制限することとなりそうです。保育園の受け入れ自体が難しくなるのでは、と思われます。
- アレルギー検査
特異的IgGに関連する遅延型アレルギーについて
特異的IgGに関連する遅延型アレルギーについてガイドラインに記載がありません。
保護者から「遅延型アレルギーのため、除去してほしい」と言われたら、どうしたらいいのでしょうか?
学校での食物アレルギー対応は「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」に基づき施行されるとあり、この中で遅発型アレルギーについては取り上げられていませんし、生活管理指導表の「病型」の欄にもありません。
遅発型食物アレルギーは特異的IgG抗体を基に診断されるそうですが、日本アレルギー学会および日本小児アレルギー学会は食物アレルギーにおけるIgG抗体の診断的有用性を公式に否定しています。
(https://www.jsaweb.jp/modules/important/index.php?content_id=51)
アナフィラキシーは「即時型」反応の重篤例であり、「IgE」依存性食物アレルギーです。
- スキンケア
