ピーナッツとナッツはアレルゲン(アレルギーの原因となるタンパク)が異なり別々の食物アレルギーです。ナッツ同士についても同様ですが、クルミアレルギーの約4割は他のナッツにもアレルギーを示すと報告されます。裏を返せば6割は、他種のナッツが食べられるといえます。 ナッツは粉末やペーストにて使用され、知らずに食べてしまう可能性があるため、どのナッツが食べられるかを確認しておくと安心です。まだ食べたことのないナッツについては、血液にて特異的IgEを検査すると参考になります。クラス0-1であれば自宅で食べてみても構いませんが、怖くて食べられない方が多い印象があり、外来で食べていただく(負荷試験)と安心されます。 ピーナッツのAra h 2、クルミのJug r 1、カシューナッツのAna o 3特異的IgE抗体は、一定の値以上だとアナフィラキシーを起こすリスクが高くなることが示されています。ゴマ特異的IgEは比較的高値でも食べられる例が多く、診断には負荷試験を要することも多いです。